yokoken001’s diary

読書メモ・レジュメ・レポートなど

経営史

沢井実『近代日本の研究開発体制』とその書評を読む。

沢井実『近代日本の研究開発体制』(名古屋大学出版会、2012年) 本書は、研究開発体制(ナショナルイノベーションシステム)の近代日本における特質を約半世紀に及ぶ長期的な視点に経って600頁以上に渡って考察した大作である。著者が描く見取り図は、幕末から…

論文レビュー

西尾典子「両大戦期に日本における中小民間軍需工業の展開-渡辺鉄工所を事例として」『経営史学』 第50巻第2号 (2015年) 28-53頁。 ↓以下よりDL可 www.jstage.jst.go.jp 本稿では、戦間期(1920年代)に、民間の中小軍需企業に国家(軍)が与えた影響について、…

論文レビュー (菊池論文 その4)

菊池慶彦「第一次大戦期の世界電球市場と日本の電球産業」『経済学』(東北大学研究年報)第75巻、3,4号 (2017年)、93-121頁。 ↓以下よりDL可 https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&ved=2ahUKEwjMrp-3lMfnAhWPw4sBHYxRAi4QFjAAegQ…

論文レビュー (菊池論文 その3 )

菊池慶彦「タングステン電球の普及と東京電気の製品戦略」『経営史学』第48巻、第2号(2013年)、27-52頁。 以下よりDL可。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/bhsj/48/2/48_2_27/_pdf 本論文は、同じ著者による論文「日露戦後の電球産業の成長」に続く内…

論文レビュー (菊池論文 その2)

菊池慶彦「日露戦後の電球産業の成長」『経営史学』第47巻第2号(2012年)、3-29頁。 ↓以下からDL可。 www.jstage.jst.go.jp 本論文では、前著「日本における電球産業の形成」(2007年)で扱われなかった1907年以降の電球産業の様子が描かれる。ポイントは、(1)G…

論文レビュー (菊池論文 その1)

真空ポンプを利用する電球、真空管、X線などは類似した技術であり、似通った発展の過程をたどると考えられる。本稿では、日本における電球産業の形成について詳述される。 菊池慶彦「日本における電球産業の形成」『経営史学』第42巻第1号(2007年)、27-57頁…