日記、エッセイ、ルポルタージュ

池内了編『科学を生きる−湯川秀樹エッセイ集』

自然は曲線を創り人間は直線を創る。 「物理学会の詩人」と言われた湯川秀樹の言葉(本書p157)である。1949年に中間子理論で日本人で初めてノーベル賞を受賞する理論物理学者の湯川は、兄に冶金学者の小川芳樹と東洋史学者の貝塚茂樹、弟に中国文学者の小川環…

サツキとメイの父親は堀辰雄をモデルにしている説:『ジブリの教科書3ーとなりのトトロ』

久しぶりに『となりのトトロ』を観て、やっぱりこれはとんでもない傑作だと改めて感じました。人間に対する洞察の深さと、現実と子どもにしか見えない神話的世界の間を彷徨うといったフィクションの構成の凄さ、それを「こんなのアリ!?」と言いたくなるよう…