2018-04-25から1日間の記事一覧

今週読んだ雑誌論文や論考の概要など

(1)青木洋・平本厚「科学技術動員と研究隣組-第二次大戦下日本の共同研究」『社会経済学史研究』通号68号(2003年1月)、501-522頁 ↓ https://www.jstage.jst.go.jp/article/sehs/68/5/68_KJ00004582648/_pdf/-char/ja 本稿では、太平洋戦争末期に2年弱の間に…

広重徹『科学の社会史(下)–経済成長と科学』

(前のページからの続き) 第7章では、教育に焦点が当てられる。大正時代に実現した高等教育拡張の負の遺産として、卒業生の直面した進学難・就職難があった。1931年文部省が提出した改革案を皮切り位に議論が盛んになったが、多くの改革案に共通する特徴とし…

広重徹『科学の社会史(上)-戦争と科学』

普通「社会史」というと、歴史学の講義などではこう説明されると思う。19世紀のマルク・ブロックらに代表される実証主義歴史学は、国ごとの政治の流れを中心とした歴史が主流で、政治上重要な人物や法律の制定などに焦点が当たっていた。一方で政治上重要な…